学校の役割
●学校の役割や種類を理解しましょう
●学校の役割や種類を理解しましょう

「学校」という言葉は、古い例だと、平安時代初期もしくは鎌倉時代に創設されたと伝えられている高等教育機関の「足利学校」などで用いられてきました。寺子屋、藩校、学問所、私塾などと分類される施設が一般的で、学校と付く名称の教育施設は少なかったようですが、明治政府によって、小学校および師範学校が設立されるようになりました。なお、英語の「school(スクール)」の語源は、古代ギリシャ語の「schole(スコレー、暇)」からきているそうです。古代ギリシャやローマの「市民(市民権をもつ男のことで裕福。労働は奴隷がおこなう)」が、音楽や芝居、議論を行ったり、スポーツを楽しんだりする時間や、そのような行為に及ぶ場所から由来し、ラテン語でそれを「schola(スコラ)」と訳したのが実際の語源とされています。scholaは「学院」や「僧院」の意味を持っていて、思想史では「スコラ学」の名前で出てきますが、実際にはキリスト教の教義の研究や教育に専念する修道士たちにとっての、生活・研究を行う場であった僧院のことです。ちなみに、学校の同様の意味を持つ言葉として、「学園」や「学院」などという言葉があります。

現代における制度化された学校は、一般的に「初等教育」、「中等教育」、「高等教育」の3つに分けられます。これ以外でも、学びを提供する場所として制度化されていない学校も数多く存在しています。多様な役割を持つ学校には、いくつかに分けると、基礎的教育・訓練を行う場所として、「小学校」、「中学校」、「高等学校」、「中等教育学校」、「特別支援学校」などが挙げられます。技術者を養成する目的をもった場所としては、「専門高校」、「専門学校」、「工学部」、「法学部」などがあります。特定の職業に着くための技術を学ぶ場所として、「美容学校」、「理容学校」、「看護学校」、「医学部」などがあります。学問的研究や研究者の養成を行う場所として、「大学」、「大学院」などがあります。そして、進学のため準備を行う場素として、「予備校」、「学習塾」、「高等学校」などがあります。各人の目的に合わせて、今挙げたようなそれぞれの学校を選んで入ることになります。日本の学校の新学期は、通常4月から始まります。世界的に見ると、韓国は3月、オーストラリアは1月、アメリカ、中国、スペイン、フランス、ロシアなどでは9月から新学期に入る国が多いようです。